さらに、numpyのようなライブラリの導入までサポートしてくれると嬉しいな…。
この記事では、上記のような悩みを解決していきます。
この記事の想定読者
- Anacondaで仮想環境の構築が分からない人
- さらにnumpyなどのライブラリを導入したい人
- Anaconda Navigatorからだと、numpyのインストールできない人
想定している読者は、上記のとおりです。
この記事では『Anacondaで仮想環境の構築から、numpyの導入まで』を書いていきます。
Anacondaをインストールまで出来たけど、仮想環境の構築とか意味不明で、なかなか先に進めないですよね。
この記事を読み終えれば、Anacondaで仮想環境を構築する方法が分かり、すぐにPythonの勉強に復帰できるようになりますよ!
Contents
Anacondaで仮想環境と「numpy」の導入【挫折しない】
上記のような方向けに、Anacondaで仮想環境の構築からnumpyの導入までを解説していきます。
Anaconda Navigatorを開いて仮想環境を構築していきます。
仮想環境の構築は、5分もあれば出来るくらいカンタンですよ!
まず、Anaconda Navigatorを立ち上げて、Enviroments(環境)をクリックします。

そうしたら下のような画面になるので、Createをクリックしましょう。

createしたら、仮想環境の「環境名」と「Pythonのバージョン」を指定します。

注意 : TensorFlowが使いたい場合、Pythonの最新バージョンに対応していない場合があります。
TensorFrowを使うのであれば、無難にバージョンを1つ落とすと良いです。

ここまで選択できたら、Createをクリックして環境構築が完了するまで待ちます。
仮想環境が構築できたら、次はライブラリの導入に移りましょう。
補足 : なぜ仮想環境を作成するのか?
仮想環境を作成する主な理由は、下記のとおりです。
- Pythonのバージョンごとに作成できる
- ライブラリの管理がラク
- デフォルトの環境を汚さないため
Anacondaでは、Pythonのバージョンを指定した仮想環境の構築が、簡単におこなえます。
たとえば仮想環境は、下記のように使い分けができます。
- 普段使い : Python3.7
- TensorFlow, Keras : 3.6
- Django : 2系
上記のように、仮想環境を作るとき目的に応じてPythonのバージョンを変更できます。
また、仮想環境ごとにライブラリを導入しておけば、余計な干渉を起こさずに済みます。
仮想環境の構築が完了したら、さっそくnumpyをダウンロードしていきます。
下の画面で、installedをnot installedに変更して、検索ボックスにnumpyと入力します。

するとnumpyが表示されるので、チェックボックスにチェックを入れて、Applyをクリックします。

インストール内容の確認があるので、再度applyをクリックです。

ここまで出来たら、インストール完了まで、しばらく待ちましょう。
インストールが完了したら、installedにnumpyが追加されているはずです。

これで仮想環境の構築から、ライブラリnumpyの導入が完了しました。
もしかすると、上記のようなAnaconda Navigatorを利用する方法では、ライブラリの導入ができないかもしれません。
その場合は、『Anaconda Navigatorでnumpyのインストールができない』で紹介する、Anaconda Promptから導入する方法を試してみてください。
Anacondaで仮想環境と「numpy」の導入【つまづきやすい部分を解説】
Anacondaで仮想環境の構築と、numpyの導入をする際に、つまづきやすい部分を解説していきます。
こちらはボクも引っかかったのですが…。
Anaconda Navigatorでnumpyがインストールできないんですよね。
そんなときは、Anaconda Prompt(Macであればターミナル)からインストールを進めていきましょう。
手順としては、下記の3ステップです。
- condaコマンドが使えることを確認
- ライブラリをインストールしたい仮想環境へ移動
- ライブラリをインストール
上記のとおりで、たったの3ステップだけでライブラリの導入を完了できます。
STEP1 : condaコマンドが使えることを確認
Anaconda prompt(またはターミナル)で下記のコマンドを入力して、condaコマンドが使えることを確認します。
conda -V
使える状況にあると、下記のようにcondaコマンドのバージョンが返ってきます。
conda -V >> conda 4.6.11
condaコマンドが使える状態にしたら、インストールに進みましょう。
※condaコマンドが使えない場合の記事は、作成中です。
STEP2 : ライブラリをインストールしたい仮想環境へ移動
ライブラリをインストールしたい仮想環境へ移動します。
何も移動していないと、デフォルト環境での実行になってしまいます。
下記のコマンドを入力して、いま作成してある環境を確認します。
conda info -e
上のコマンドを入力すると、下記のように環境の情報が出力されます。

先ほど、Anaconda Navigatorで見ていた環境と同じ名前が並んでいますよね。
確認 : Anaconda Navigatorの環境

先ほどターミナルに出てきた環境と、同じ名前が並んでいますね。
環境の確認ができたら、下記のコマンドを入力して、自分が使いたい環境へ移動します。
source activate 環境名
「環境名」は、自分がライブラリをインストールしたい環境を選択します。
たとえば、「test」という環境にライブラリを新規でインストールしたいと思ったら、下記のようになります。
source activate test
上記のとおりです。これで、いま使っている環境を移動できました。
もう一度、Anacondaの仮想環境を確認すると、「*」が移動先の環境になっているはずですよ!
仮想環境の確認
conda info -e
STEP3 : ライブラリをインストール
最後に、下記のコマンドを入力してインストール完了します。
conda install numpy
上記のとおりです。途中でYes/Noを聞かれるので、「Y」を入力しましょう。
これでnumpyのインストール完了です。おつかれさまでした!
注意点 : pipではなくcondaでインストールしよう
補足情報で、numpyのインストールは下記のようにpipコマンドでも可能です。
pip install numpy
でも、Anacondaのcondaコマンドでは、pipとの互換性を保証されていません。
さらに、pipとcondaの併用でバグを起こしてAnacondaが使えなくなるケースが多々あります。
Anacondaをアップデートしたら、おそらくpipを乱用してたせいか、お亡くなりになったので、クリーンインストールしてる
— てっちゃん (@umajirou_3) July 18, 2019
Anacondaが崩壊した… 原因はおそらくconda/pip衝突。皆さん、一体どうやって管理しているのかなあ…
— kennel (@kennel_org) July 12, 2019
anaconda壊れたー!
過去にpip使ってたみたいで知らずにアップデートしたら挙動が…
修復困難そうなので入れなおします…
pipつかったらダメな事すら知らなかった…— りつ (@ritsu679) July 2, 2019
なので、pipコマンドは使わずにcondaコマンドを使うようにしましょう。
と、ここまでがAnacondaでの仮想環境の構築と、numpyの導入でした。
最初は意味不明かもしれないですが、徐々に慣れていきましょう!
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