こんにちは、はやたす(@hayatasuuu )です。
今回は「Python×ビットコイン自動売買」の第2回目ということで、PythonとVisual Studio Codeを使った環境構築をおこなっていきたいと思います。
前回の記事はこちら

プログラミングに慣れていないと、環境構築はわりと難しいです。でも、一画面ずつ丁寧にキャプチャしたので、おそらく躓くことなく設定できるかと思います。
こちらの記事を読み進めるにあたっては、VSCodeとAnacondaがPCに入っていることを前提にしています。
まだインストールしていない場合には、以下の記事を参考に導入してみてください。
»参考記事① : Anacondaのインストール(Windows)
»参考記事② : Visual Studio Codeのインストール
Contents
VSCodeとPythonでBitcoin自動売買の環境構築をしよう!
VSCodeを使ったPython環境構築の手順は、以下の3ステップです。
- STEP① : プロジェクトフォルダの作成
- STEP② : 仮想環境の作成と有効化
- STEP③ : 必要なライブラリのインストール
順番に見ていきましょう。
STEP① : プロジェクトフォルダの作成
まずはじめに、今回のプロジェクトフォルダを作成していきたいと思います。
デスクトップでPythonBitcoin
というフォルダを作成していきましょう。

※もちろん、デスクトップでなくても大丈夫です!
作成が完了したら、VSCodeでフォルダを開いていきます。フォルダの中には何も入っていないので、以下のような画面になるはずです。

フォルダが空であることを確認できたら、Pythonファイルを作成していきましょう。ファイル名はmain.py
にしておきます。

Pythonファイルの作成が完了すると、Anacondaに入っているPythonが自動で設定されるはずです。
これでプロジェクトフォルダの立ち上げは完了しました。
STEP② : 仮想環境の作成と有効化
次に仮想環境を作成して、それを有効化していきたいと思います。
まずは、VSCodeで新しいターミナルを開いていきましょう。

ターミナルを開いたら、virtualenv env
と入力して仮想環境を作成しましょう。

※もしvirtualenv
をインストールしていない場合には、以下のコマンドを入力してから仮想環境の作成をおこないましょう。
# 実行するときは、$を外してください!
$ pip install virtualenv
仮想環境の作成が完了すると、右下にポップアップが表示されます。これは「仮想環境が作成されたことを検知しました。これを使いますか?」という意味合いです。
もちろん、いま作成した仮想環境を使っていきたいので”Yes”をクリックします。

Yesをクリックすると、左下がcondaからenvに変更されているはずです。

そうしたらターミナルの設定も、Virtualenvで作成した仮想環境にしましょう。
そのためには、いま使っているターミナルを閉じて、新しく開きなおします。
※ターミナルを閉じるには、右上のゴミ箱マークをクリックするかexit
を入力します!

新しくターミナルを開くと、上画像のようにVirtualenvで作成した仮想環境が使える状態になります。
これでVSCodeでPythonを使う準備が完了しました。
STEP③ : 必要なライブラリのインストール
この講義シリーズ「Python×ビットコイン自動売買」で必要になるrequests
ライブラリをインストールしていきます。
まずは、pip list
で現在インストール済みのライブラリを確認してみます。

そうすると、いま入っている3つのライブラリを確認できます。その下には、WARNINGということで警告が出ています。
これは「pip install --upgrede pip
を使って、pip
をアップグレードしてください」という警告になります。
警告なので動作に問題ないですが、毎回黄色い文字が出現すると、目がチカチカするのでアップグレードしましょう(笑)
以下のようにpip install --upgrade pip
を入力して実行します。

実行が完了すると、以下のようにバージョンアップが完了するはずです。

そうしたら、今回必要になるrequests
を導入していきましょう。requests
をインストールするには、pip install requests
です。

上のような画面になっていれば、requests
ライブラリのインストールが完了しています。再度pip list
を実行して、ライブラリ一覧を確認してみましょう。

requests
と、その周辺ライブラリがインストールできていますね!これでライブラリの導入も完了です。
まとめ : Bitcoin自動売買の環境構築をしよう!
ここまで設定できれば、ひとまずPythonの環境構築は完了です。
ビットコインの売買をするとき口座開設と追加の設定が必要になりますが、それはその時がきたら対応しましょう。
次回は「APIとは何か?」という基礎的な解説と、Pythonを使ったコインチェックAPIの操作をやっていきたいと思います。
その際にAPIについて理解を深めるために、スクレイピングと比較しながら解説を進めていきます。
もし余裕があれば、僕のYouTubeで公開している「スクレイピング入門」の①〜⑨回目を学んでおくと、APIをスムーズに理解できると思います。
それでは引き続き、楽しみながら学習を進めていきましょう!
第3回目の記事はこちら

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