
イーサリアムのガス代が気になるからArbitrum(アービトラム)を使いたい!
Arbitrum(アービトラム)の始め方・使い方を、誰か分かりやすく教えてくれないかな…
そんな悩みや疑問を解決します。
- Arbitrum(アービトラム)とは
- Arbitrum(アービトラム)の始め方・使い方
- Arbitrum(アービトラム)でおすすめのDeFiサービス
仮想通貨に慣れていない人でもArbitrumを使えるように、たくさん画像を準備して解説しました!
この記事を読めば、たとえ初心者であったとしても、Arbitrum(アービトラム)を使えるようになりますよ!
管理者プロフィール



以下の実績や経験を持つ僕が記事の執筆・監修をしています!
- 投資歴3年 / 資産8ケタ
- 金融系企業での勤務経験あり
- 身銭を切ってDeFiやNFTゲームをリサーチ
なお、Arbitrum(アービトラム)を使うには、イーサ(仮想通貨イーサリアム)を送金する必要があります。
イーサを送金するなら、送金手数料が無料のGMOコインがおすすめです。
登録審査に時間がかかるので、先に口座開設しておきましょう。
\ イーサ(ETH)の送金手数料が無料 /
Arbitrum(アービトラム)とは


Arbitrum(アービトラム)は、2021年9月に公開されたイーサリアムのLayer2ソリューションです。
メインのブロックチェーン(Layer1)以外で取引を処理する技術のことをLayer2(レイヤー2)と呼びます。
ビットコインやイーサリアムだけでなくLayer2も活用することで、ネットワークの処理能力を改善したり、ガス代を軽減したりできます。
OptimismやzkSyncなど、イーサリアムには他のLayer2ソリューションがありますが、2022年11月時点で最も代表的なのはArbitrum(アービトラム)です。
実際に、集まっている資金の金額(=TVL / Total Value Locked)を見ると、Arbitrum(アービトラム)が約50%を占めていることが分かります。


»参考:L2BEAT – The state of the layer two ecosystem
もちろん今後はどうなるか分かりませんが、現時点では注目しておきたいプロダクトの1つです。
Arbitrum(アービトラム)を使うための事前準備


そんなArbitrum(アービトラム)を使うには、以下3つの準備が必要です。
- メタマスクをインストールする
- メタマスクにArbitrumを追加する
- 仮想通貨取引所で口座開設する



それぞれ確認して、先に準備を済ませておきましょう!
準備①:メタマスクをインストールする
まずはメタマスクをインストールしましょう。
メタマスクはパソコンだけでなくスマホにも対応しているので、自分が使いやすい端末でインストールしてください。
スマホにメタマスクをインストールする
以下からインストールできます。
インストールできたら、メタマスクを開いてアカウントを作成しましょう。
以下の記事を参考にしながら、丁寧にアカウントを作るようにしてください。


パソコンにメタマスクをインストールする
公式サイトにアクセスして、「Install MetaMask for 〇〇」をクリックします。
»参考:Download MetaMask | Blockchain wallet app and browser extension


基本的には、画面が切り替わるごとにポチポチしていけば大丈夫です。
以下の記事を参考にしながら、アカウントを作成してください。


準備②:メタマスクにArbitrum Oneを追加する
次はメタマスクにArbitrum(Arbitrum One)を追加します。



チェーンの追加には、Chainlist(チェーンリスト)を使うのがラクです!
Chainlistにアクセスしたら、画面上部の検索ボックスで「Arbitrum」と入力しましょう。
「Arbitrum One」が見つかったら、「Connect Wallet」をクリックです。


メタマスクを接続できたら、「Add To Metamask」をクリックしてネットワークを追加します。


メタマスクでネットワーク許可の確認画面になったら、「承認」をクリックしてください。


これでメタマスクにArbitrum Oneを追加できました。
なおスマホも同じ手順でネットワークを追加できますが、もしやり方が分からなければ以下の記事を参考にしてみてください。


準備③:仮想通貨取引所で口座開設する
Arbitrum(アービトラム)では、ガス代の支払いにETH(仮想通貨イーサリアム)を使います。
メタマスクにETHを準備するなら、送金手数料が無料のGMOコインがおすすめです。



まだ口座を持っていなくても、10分あれば登録できますよ!
特にパソコンを使っているなら、GMOコインを使っていきましょう。
初心者にはビットフライヤーもおすすめ
GMOコインは送金手数料が無料ですが、「使いにくい」というデメリットがあります。
GMOコイン手数料安いのはいいけど、使いにくい🫠
— 夢サラ🕺a.k.a DAPPA (@kasotsuubenkyo) November 1, 2022
メタマスクにイーサを送る為、GMOコインを使いましたが、かなり使いにくいですね😅😅
— だいち@仮想通貨&NFTブログ (@cryptrace125) October 2, 2022
UIもイマイチだし、ノリではなかなか操作が完結しない。送金手数料無料は激アツなんだけどなあ。
そのため仮想通貨に慣れていなかったり、スマホを使っていたりするなら、ビットフライヤーの利用をおすすめします。
おすすめの理由は以下のとおり↓


他にもイーサリアムを安く買える取引所方式(=板取引)を使えるし、預かり資産No.1という安心感があります。
決算期が違うので同じ時期で比べたときの差分は異なりますが、預かり資産はbitFlyerはずっと1位です✨
— 金光碧🐈🍋⚡️ / Kanemitsu Midori / bitFlyer (@KanemitsuMidori) November 6, 2022
bitFlyerのよいところをまとめていただきありがとうございます!(いちユーザー目線でとても共感します!)
またGMOコインだと、0.1ETH(≒3万円)以上でないと送金できません。
「まずは少額で始めたい」と言う人も、ビットフライヤーを使うのがおすすめです。
Arbitrum(アービトラム)の始め方・使い方


Arbitrum(アービトラム)の始め方・使い方は、以下の3ステップです。
- 国内取引所でイーサリアムを購入する
- Binance(バイナンス)にイーサリアムを送金する
- Binance(バイナンス)からメタマスクにイーサリアムを送金する



それぞれ順番に見ていきましょう!
手順①:国内取引所でイーサリアムを購入する
まずは国内取引所でイーサリアムを購入します。
仮想通貨に慣れている人はGMOコインで、初心者やスマホユーザーはビットフライヤーでイーサリアムを購入してください。



ここでは初心者の方にあわせて、ビットフライヤーでイーサリアムを買う方法を紹介します!
まずはビットフライヤーのアプリを開いて、「Lightning」にある「ETH / JPY」を選択します。
次にトレード画面の下をタップして注文画面を開きます。




ここで「成行」に切り替えてから、購入したいイーサリアムの数量を設定しましょう。
そうすると予想金額が表示されるので、問題なければ「買い」をタップします。







これだけで手数料を安くおさえてイーサリアムを購入できます!
bitFlyerへの入金方法や、より詳しいbitFlyer Lightningの使い方は、以下の記事を参考にしてみてください。


手順②:Binance(バイナンス)にイーサリアムを送金する
次にBinance(バイナンス)にイーサリアムを送金します。
以下の記事を参考にしながら、慎重に送金するようにしてください。
ちなみにイーサリアムの送金は、10分ほどかかると思います。



すぐに着金しなくても、焦らずに待ちましょう!
手順③:Binance(バイナンス)からメタマスクにイーサリアムを送金する
Binance(バイナンス)に入金できたら、そのままメタマスクにイーサリアムを送金します。
バイナンスで右上のアイコンマークから、「ウォレット→フィアットと現物」を選択してください。


次に「出金」をクリックします。


すると仮想通貨の送金画面を開けるので、以下のように設定しましょう。
- 仮想通貨を選択:ETH(Ethereum)
- アドレス:自分のメタマスクアドレスを入力
- ネットワーク:ARBITRUM(Arbitrum One)


最後に「出金」をクリックすれば、Arbitrumにイーサリアムを送金できます。
10分ほど経過してからメタマスクの残高を確認すれば、イーサリアムが反映されているはずです。



イーサリアムを送金できたら、あとはArbitrum上のDeFiを使うだけですね!
なお、Binanceからメタマスクに送金する方法は以下の記事で詳しくまとめたので、分からないところがあれば参考にしてみてください。
補足:出金が停止していたらOptimismを経由しましょう
もしBinanceの出金が停止していたら、以下の手順でOptimismを経由してイーサリアムを送金しましょう。
- BinanceからOptimismへイーサリアムを送金する
- Hop ProtocolでArbitrumにブリッジする
OptimismはArbitrumと同じで、ガス代の支払いがETHなので簡単にブリッジできます。
Arbitrum(アービトラム)でおすすめのDeFiサービス


Arbitrum(アービトラム)でおすすめのDeFiサービスは以下のとおりです。
GMXはArbitrumとAvalancheに対応している分散型デリバティブ取引所で、最近Binanceに上場したことでも話題になりました。
#Binance will list @GMX_IO $GMX in the Innovation Zone.
— Binance (@binance) October 5, 2022
➡️ https://t.co/rIVJi4cq3h pic.twitter.com/ItPS83eLLh
いずれもArbitrum(アービトラム)の専用サービスではないですが、GMX以外はイーサリアムで使うよりガス代が安く済みます。



どのサービスを使うか迷っていたら、上記のうちから触ってみてください!
補足:Arbitrum Bridge(アービトラムブリッジ)の使い方


Arbitrum Bridge(アービトラムブリッジ)を使うと、
Ethereumネットワーク(Layer1) → Arbitrum One(Layer2)
のブリッジが可能になります。



最近だと使う機会は少ないですが、念のため使い方を紹介しておきます!
まずはArbitrum Bridgeにアクセスします。
初回のアクセスでは以下の画面になるはずです。こちら「I agree」で同意しましょう。


次にウォレット接続の画面になるので、今回は「MetaMask」を選択します。


いつもどおり承認のポップアップが表示されるので、「次へ」をクリックしましょう。


次に表示されるポップアップでは「接続」をクリックします。


あとは好きな枚数のETHをブリッジするだけです。
「Enter amount here」にブリッジするETHの枚数を入力しましょう。


今回は0.05ETHにしたいと思います。
枚数の入力が完了したら「Deposit」をクリックしましょう。


反対にArbitrum OneからイーサリアムネットワークにETHを戻すときは約1週間かかります。



とはいえArbitrumからBinanceに送金すれば良いので、戻るときのことは考えなくて大丈夫です!
問題なければ「Deposit」をクリックしましょう。


ガス代の見積もりが表示されます。
Arbitrum Bridgeでは、あくまでもLayer1を使っているので、イーサリアムのガス代が発生します。



このときは0.003494ETH($11.46)かかりました…
問題なければ「確認」をクリックします。


メタマスクでの承認を終えると、以下のようにトランザクションの推移を確認できます。


deposit-l1が完了すると、次はdeposit-l2に切り替わって、10分ほど処理に時間がかかります。



実際にはもっと早かったです!


deposit-l2も「success」に切り替わったらArbitrum(アービトラム)へのブリッジが完了です。
メタマスクで残高を確認すれば、Arbitrum OneのETH(=AETH)がETHが反映されています。


以上がArbitrum Bridge(アービトラムブリッジ)の使い方でした。
まとめ:Arbitrumを使ってガス代を節約しよう!
というわけで、この記事では「Arbitrum(アービトラム)の始め方・使い方」を紹介しました。
Arbitrumの使い方は分かったので、あとは実践あるのみです。
いきなりArbitrumを始めるのが難しければ、まずはイーサリアムを買うだけでもOK。



新しいことを始めるのは大変なので、ゆっくり前進していきましょう!
なお、イーサリアムの購入で必要になる取引所の口座開設は、審査が完了するまでに時間がかかります。
そのため今すぐETHを買わなくても、先に登録だけしておきましょう。
- 初心者向け:【無料】ビットフライヤーで口座開設する
- 中級者向け:【無料】GMOコインで口座開設する
本格的にDeFiを始める
DeFiを使った資産運用が目的なら、以下の記事もあわせてどうぞ。


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Arbitrum(アービトラム)を始めるだけでなく、今のうちにビットコインを0円でゲットしておきましょう。

